欅坂46「不協和音」が周庭さんを支えたのか【一部追加】

 国家安全維持法違反容疑で逮捕され、取り調べを受けていた香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏が11日深夜に保釈されたことが12日朝、ニュースになっていた。

 朝日新聞などの記事によると、周氏は保釈後、日本のSNS上で支援の動きが広がったことに感謝していること、拘束中、自分の信念を貫き、抵抗する強い意志を歌い上げた欅坂46のヒット曲「不協和音」の歌詞が頭の中に浮かんだことなどを明かしたという。

 

 なお、周氏は、今後は国際社会と連携する活動には参加できないとし、個人の立場から「香港の民主主義のために戦いたい」と語ったという。

 
 周氏は、日本のポップカルチャーやアニメーションを愛好、独学で日本語も学んだ。Twitterを利用して日本語でも情報発信している。
 
 欅坂46の楽曲が国際政治にも影響を与えたといえるだろう。全身全霊のパフォーマンスへの感動、共鳴に、国境はないことを証明した。日本に欅坂46というグループが存在したことを、日本人として誇りに思いたい。

 これまで香港情勢に関心をもっていなかったが、今回を機に勉強してみようと思った。

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【追加】

 8月11日深夜、周庭(アグネス・チョウ)氏は保釈後、報道陣のインタビューに中国語、英語、日本語で答えた。日本語による約3分26秒のインタビュー全文は以下のとおり。

【4回の逮捕で一番きつかった】
昨日までは心的な準備ができていないままで逮捕されました。
今まで香港の民主化運動に参加するのは、もう8年目になりましたが、今まで4回逮捕されましたけれど、正直、今回が一番怖かった。一番きつかったです。

でも、拘束されている24時間の間で、いろんな香港市民、日本の皆さん、世界の皆さんから応援をいただいて、そして日本の皆さんが私のためのハッシュタグを作ったということも弁護士から聞きましたので、本当にとても、いろんな愛、いろんな支持をいただきました。本当にありがとうございました。

【法律を政治的な弾圧に利用】
正直、今回の容疑というのは私が7月以来、SNSで外国、国際社会との連携という容疑なのですが、正直、理由とか証拠とかを私は全然把握していないし、今回の逮捕について、どういう理由で、私はどういう形で国家安全法に違反するのか、仕事に参加したのか、過去24時間全然聞いていないので、まだわかっていない部分がたくさんあります。
国家安全法はまさに政治的な弾圧をするために利用したものじゃないかなと思います。
もともと法律というものは市民の権利を守るものですが、いま香港政府にとって法律は市民の権利を侵害するものになってしまった。とても残念だと思っております。

【不協和音の歌詞がずっと浮かんだ】
(いままでどおり活動しますか?と聞かれ)私は6月30日に声明を出しましたが、これからは国際社会とのつながりとか連携とかに参加できないんですが、引き続き香港人の一人として引き続き香港の民主化運動、そして香港の民主主義、そして自由のために戦っていきたいと思います。

そして一つ言いたいことは、今回の逮捕は本当に怖かったのですが、そして今回の罪も私が今まで逮捕された4回の中で一番、罪が重かった。拘束されているときにずっと「不協和音」という日本語の歌の歌詞がずっと頭の中で浮かんでいました。本当にとてもつらい時期、これからどんどん辛くなるかもしれませんが、引き続き自分の家を守るために頑張らないといけないなと、そういう決心もつけましたので、これからも香港人の一人として頑張っていきたいと思います。