デモ扇動の罪などで禁錮10月の実刑判決を受けた香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)さん(24)が6月12日午前、香港北西部の新界地区にある大欖(たいらん)懲教所から釈放された。このニュースを複数の日本メディアも報じたが、産経新聞が同日夜、とある関連ニュースを速報した。

産経新聞ニュース

 産経が「北京発」で報じたところによると、NHK海外放送のニュース番組が中国で「周庭さん、香港の収監先から出所」というニュースを伝えたさい、途中、画面に「信号異常」との表示が出て放送が遮断された。放送されなかった部分は、周さんの過去の発言や、民主化運動の抑圧ぶりに日本在住の香港人が抗議している映像、という。

 産経では「中国当局が、不都合な内容だと判断して規制したとみられる」と解説している。

 ツイッターでは「いつものこと。都合が悪いことはカット!」「中国は相変わらず自由のない国ですね」といった声が聞かれた。