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違法デモを扇動したとして禁錮10カ月の判決を受け、収監された香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)さん(24)のツイッターが29日更新され、周庭さんの「刑務所でのクリスマスと近況」が日本語で伝えられた。
また、支援者の女性らが獄中の周庭さんとの面会に向かう模様の動画もYouTubeチャンネル「周庭チャンネル」(登録者数33.2万人)に投稿された。
支援者が面会に向かったのはクリスマスの25日。判決後、周庭さんが移送されたのは羅湖懲教所というところ(香港郊外の上水にある女子刑務所らしい)、「とても寒く、面会をした時、寒がりの彼女は服を7枚重ね着していた」という。大みそかには6度までさがる予報だという。
支援者は差し入れとして、東野圭吾の「麒麟の翼」や香港の作家Lam Wing Sumの作品、絵本、仏教の本、韓国語学習の参考書などを持参した。
また、便箋、写真(毎月20枚以内)、ハンドクリーム、ウェットティッシュ、生理用品(刑務所指定のものに限る)なども届けた。
支援者によると、面会は月2回、1回最高3人まで、30分以内と制限されているという。
周庭さんは刑務所内では洗濯工場に配属され、受刑者の衣服を洗ったりしている。また、技術向上のためのお菓子作りクラスにも申し込もうとしているという。
支援者は動画を視聴している人へ向かって「一番伝えたいこと」として、周庭さんが「日本から手紙がたくさんよせられ、すごく喜んでいた」ことをあげ、「日本のみなさん、手紙をどんどん送って彼女を励ましてください」と呼びかけた。
極寒の中、まもなく新年を迎える。周庭さんは毎年、「日本の紅白歌合戦」を楽しみにしていたが、残念ながら今年は見ることができない。支援者は「録画することを約束した」と明かした。
フォロワーからは「穏やかに青春を謳歌できる日が訪れることを切に願っています」「辛いことだと思います。でも、あなたが笑顔で私たちの前に現れる日を信じて待ってます」との声があがっていた。