婦人公論.jpに掲載された秋元康氏のインタビュー婦人公論.jpに掲載された秋元康氏のインタビュー

 作詞家でアイドルグループ「乃木坂46」「櫻坂46」などの総合プロデューサー、秋元康氏(63)がパーソナリティーを務めるラジオ新番組「いいこと、聴いた」(日曜午後1時)が10月3日からスタートする。TOKYO FMをはじめとするジャパンエフエムネットワーク(JFN)37局で放送される。

 秋元氏がラジオパーソナリティとしてレギュラー出演するのは、「秋元康のMature Style」以来、12年半ぶり。

 30日に発表されたニュースリリースによると、同番組は「まだ世に知られていない全国各地に眠るさまざまなヒト・コト・モノから、隠れたグルメの逸品まで “まだ見ぬ宝”をJFN37局のネットワークと協力して発掘し、秋元康がプロデュースして世に送り出すプログラム」という。タレントの小島瑠璃子(27)がアシスタントを務める。

 秋元氏は「最近、ラジオをよく聴きます。雑談って面白いなと思うからです。目的のない、だらだらした話の中に、大切なことってあるような気がします。聴いている人が、何かのヒントになるような番組をやろうという話から、『じゃあ、秋元さんが出てくださいよ』ということになり、いつのまにか、ラジオ番組に出演することになりました」と、番組スタートのいきさつを明かした。

 一方、こじるりは「秋元康さんがどういった思考で、ひとやモノをプロデュースしていくのか、想像もつきません。リスナーの皆さんと一緒に楽しみたいです」と抱負を語っている。

3年前にSOLに出演したときの秋元氏(中央)、右はとーやま校長

 秋元氏は、5月に御年63歳を迎えたが、創作意欲は衰えを見せていない。7月に公開されたYahooニュースのインタビューでは「好奇心が尽きたら引退しようと思っているが、今のところその兆しはない」とし、老いは「愛おしい」と言い切っている。

 米俳優のウィル・スミス率いる米マネジメント会社「ウエストブルック社」と業務提携し、ハリウッド進出の野望にも前のめり。
 近年はアイドルプロデュース以外のドラマ制作でもヒットを飛ばしている。現在放映中のテレビ朝日金曜ナイトドラマ「漂着者」(斎藤工、白石麻衣ら出演)も、「あな番」と同様、視聴者の“考察”ブームを生み出している。

 アイドル、ドラマ、ハリウッドに、今回ラジオまで…。

 櫻坂46の新曲「流れ弾」(10月13日リリース)に、「言いたいこと言わせてくれ!」という歌詞がある。これって、秋元さんの胸のうちからこみあげた言葉なのかもしれない、と感じていた。ラジオで“本音”の銃弾飛び交う“雑談パーティ”を期待したい。