アイドルグループ「櫻坂46」(さくらざかフォーティーシックス)のキャプテン、菅井友香が25歳の誕生日を迎えた29日、動画配信サービス「SHOWROOM」で個人配信を行った。この中で、今年10月の「欅坂46」からの改名のタイミングで「グループからの卒業を本気で考えていた」ことを明かした。衝撃の告白にファンからは「残ってくれてありがとうゆっかー(菅井の愛称)」と感謝の声が相次いだ。
2015年に結成された欅坂46(けやきざかフォーティーシックス)は今年10月12日、13日のラストライブで「5年の歴史」に幕を閉じ、メンバー26人は翌14日から新しいグループ名「櫻坂46」として再出発した。
ゆっかーは改名を機を「自分の人生、アイドル人生を考え、本気で卒業も考えていた。グループにとっても(卒業したほうが)いいかもしれないと考えた」と打ち明けた。
思いとどまったのは「まだ、かなえていない夢がいっぱいあった。ファンの方々に、このままお別れすると、絶対残るな…後悔が」と考え直したからだったといい、櫻坂として再出発して1か月半がたった今、「(新グループの)一員としていられて、すごくうれしい」と喜びを感じているという。
櫻坂46としてのデビュー曲「Nobody’s fault」は12月9日にリリースされる。大みそかのNHK紅白歌合戦への出場も決まった。
ゆっかーは「(欅坂46で公演した)東京ドームにもう一度立ちたいし、まだ経験のないスタジアム公演もかなえたい。世界中の人に(パフォーマンスを)届けられる力をつけたい。ファンの方々と一緒になって幸せな思いをたくさんつくりたい」と今後の抱負を力強く語った。
配信を視聴していたファンからは「残ってくれてありがとうゆっかー」「卒業しないで踏み止まってくれて本当によかった…」「ゆっかーが卒業したら本当ヤバかったと思う」「ありがとうキャプテン、櫻坂で絶対幸せになって欲しい…」との声が寄せられた。
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ゆっかーの「卒業を考えていた」発言で、思い出したことがあった。
改名の方針を発表した配信ライブ直後の「けやみみ」(ファンクラブ会員向けのラジオ放送)で、あかねんと一緒に登場したゆっかーは「前向きで、むしろ可能性が広がった気がする。ワクワクしているかな」と改名を受け入れている心境を明かした。
一方で「この境地にいたるまでいろいろあったんだよね」「4、5年のものがなくなるのか、と思って、その決断に最初はついていけなかった」と、揺れ動いた胸のうちも隠さなかった。
「おやっ?」と違和感を感じたのは、「2期生が欅を好きでいてくれたこと」に感謝している気持ちを明かしたうえで「今後活動していくうえで、欅坂というものについているいろんなものを、全部、背負わせてしまう。それが本当にいいことなのか、も考えて」と話した箇所だった。
2期生に「全部背負わせてしまう」…って、ゆっかーは「背負う」のやめるわけ? まさか「卒業」するつもりなんじゃないのか、と直感した。
結果、この直感はまったくの的外れだった。
それでよかった、と思う。