秋元康氏(63)が特別顧問を務め、乃木坂46やSKE48などを傘下に持つ総合エンタメ企業、KeyHolder(銘柄コード:4712)が12日、2021年12月期第2四半期の連結決算を発表した。

決算説明会資料から

 決算説明会(動画)の中で、赤塚善洋社長(44)は乃木坂46の新メンバー募集(※社長は「5期生募集」と明言)についてふれ、「過去最大規模の応募がありました」と報告。そのうえで、「これは、われわれとしても、乃木坂46をいかに息の長いアーティストに続けていくか、こういったオーディションで5期目で過去最大というのは、ありがたいことで、みなさまのご期待もあるのかな、と実感しております。乃木坂をさらに成長させていきますので、ぜひご期待ください」と語った。

 今年は乃木坂46が誕生して10年の節目。新メンバーオーディションは前回の「坂道合同オーディション」から約3年ぶりの開催となった。7月19日から応募を受け付け、8月11日(直前の応募が殺到したため、予定を一日延長)に締め切った。

 過去の乃木坂46のオーディションへの応募総数は以下の通り。
 「坂道合同オーディション」の合格者は乃木坂46のほか、欅坂46(現櫻坂46)、けやき坂(現日向坂46)に配属された。

 1期生(2011年) 38,934人(合格者36人)
 2期生(2013年) 16,302人(合格者14人)
 3期生(2016年) 48,986人(合格者12人)
 坂道合同オーディション(2018年) 129,182人(合格者39人)

 「過去最大規模」ということは、3期生オーディションを超える5万人以上(あるいは、坂道合同オーディショ超えも?)の応募があったとみられる。

 KeyHolder社は昨年、「乃木坂46」の運営会社「乃木坂46合同会社」の株式50%を保有するノース・リバーを事実上、完全子会社化し、傘下に加えた。秋元氏は2018年6月18日付で同社の「特別顧問」に就任、潜在株式を同社株に転換すると、11.9%保有の第二位株主となる。

 一方、赤塚社長は「SKE48」の新センターについても言及した。
 9月1日発売の28枚目シングル「あの頃の君をみつけた」で48グループ最年少の林美澪(12)をセンターに起用したが、「日々、秋元先生と相談」しながら決定したと明かした。「まずは12歳の林をセンターに大抜擢し、ここから仕掛けをつくり発展させようと考えています」とした。

センターに大抜擢された最年少12歳の林美澪(2021 Zest,Inc./AEI)