欅坂46の「改名」はいつ決まったのだろうか。
メンバーのひとり、佐藤詩織は19日、「departure」のタイトルで公式ブログを更新し、「私たちも突然のことだったのですぐには受け入れられなかったし沢山考えました」と明かしている。
突然のこと…。
しーちゃんは1月23日に留学のため休業することが発表された。コロナのため、留学が延期になったことで「一時的な活動再開」に転じたのは、5月2日のこと。
そうだとすると、メンバーに改名が伝わったのは、少なくとも5月2日以降であることは間違いない。
5月以降、欅坂46にどんな動きがあったのか、公式サイトの「ニュース」で振り返ってみたい。
2020/05/29-30
YouTubeプレミア公開「欅共和国2017」鑑賞会
※欅坂46がいよいよ動き出す!?
2020/06/06
メンバーによるメッセージアプリの紹介動画を一挙掲載!
2020/07/04
YouTubeプレミア公開「欅坂46スペシャルインタビュー特番」
※番組の最後にはスペシャルなお知らせも!?
2020/07/09
欅坂46 初の無観客・配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」開催決定
2020/07/13
7月16日開催の配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」に関しまして
※欅坂46より、皆さまへ重要なメッセージをお伝えする予定です
2020/07/16
欅坂46に関しまして
※活動休止、5年の歴史に幕 改名し再出発
コロナの影響で、5、6月はほとんど動けていない。動きが突如、急になったのは7月に入ってからだ。
運営側は「いよいよ動き出す!?」→「スペシャルなお知らせも!?」→「重要なメッセージをお伝えする」と何らかのサプライズがあること、水面下で動いていることを、ほのめかし続けていた。
一方で、欅坂46本体ではないところで、ビッグニュースがあった。
2020/07/06
Seed&Flowerが「nagahamaneru.jp」のドメイン取得
2020/07/07
長濱ねる復帰 「セブンルール」で1年ぶりに芸能活動再開
欅坂46が封印され、長濱ねるが舞い戻ってきた。
この二つの動き、芸能界という広い世界の話ではない。「Seed&Flower」という一事務所の中の動きなのだ。
16日の無観客ライブの最後に、ラストシングル「誰がこの鐘を鳴らすのか?」を披露したが、このパフォーマンスのとき、2期生の藤吉夏鈴ちゃんが号泣していた。ゆっかーは「もう前を向いていた」とその日の心境を語っていたが、メンバーが「改名」を知らされてから、まだそれほど日にちがたっていなかったのではないか。心の動揺を鎮める時間があまりにも少なかったのではないだろうか。
いくつかの情報を総合すると、メンバーが「改名」を知らされたのは6月下旬~末ごろだったのではないかと推測している。
欅坂46の封印と、長濱ねる復帰がシンクロしていると仮説を立ててみよう。
すると、「改名」の理由が腑に落ちてくる。ねるは卒業してしまっている「欅坂46」には戻れない。ねるを迎え入れるためには、新しい器、新しい名前のグループが必要だった。
ゆっかーは、ねる復帰の翌日(7月8日)にファンにメッセで「は?(嬉)」と送った。
これは「気持ちが変わったらいつでも戻ってきてね、その時は全力で“は?(嬉)”て言うねって約束しているんですけどね」という、ねる卒業発表時に約束したエールを実行したものだった。
「戻ってきてね」と希望したのは、もちろんグループに戻ってきてね、という意味だったろう。ただ卒業したねるがグループに戻ってくることはないので、芸能界に戻ってきたことを喜んでいると受け止めたが、このときすでに「新グループでねる復帰」をゆっかーは知っていたのかもしれない、と考え直した。
ライブのロゴのイメージカラーにピンクがあったこと、sakurazaka46.comというドメインをソニーミュージックが取得しているとの情報があったこと、けやき坂の角を曲がると「さくら坂」につながることなどから、噂では新グループ名として「櫻坂」が浮上していた。ちなみに「櫻」も「欅」も同じ21画だった。
19日にねるは自らのツイッターを更新した。
「こんにちは、長濱ねるです」とあいさつしたあと、「桃~!実家から届いた桃~~!段ボール開けた途端に瑞々しい匂いが広がって幸せな気持ちになりました」とつづり、手にもった「桃」の画像をアップした。
これは単なる偶然だろうか。
ツイートを見たときは、おや? なんで「桃」の写真をわざわざ投稿するんだろうと、ちょっと不思議だった。
が、「改名」とリンクしているなら…。
しょせん、頭の中に浮かんだ仮説にすぎない。答えが出るのも、もうすぐなので、これから先、どんな秋元マジックが飛び出すのか注目していきたい。