幻の欅曲「コンセントレーション」を有観客で初披露 【櫻坂46 W-KEYAKI FES.2022(振替公演)原田葵&尾関梨香卒業セレモニーから①】

 8月20日、“聖地”富士急コニファーフォレストで開催された櫻坂46 W-KEYAKI FES.2022(振替公演)DAY2を配信で見た。(アイキャッチ画像は、櫻坂46 W-KEYAKI FES.2022<振替公演-DAY2-> カメラ・上山陽介)


 今年は体調に不安があって現地参戦できなかったけど、野外ライブっていいね。去年も開演前までの大雨で寒かったけど、メンバーがステージに登場すると、寒さも吹っ飛び、「ブルームーンキス」のるんちゃんの「キスしちゃった」で一気にヒートアップし、もう無心でスティックバルーンを叩きまくっていたのを思い出した。放水でびちょびちょになるのも(嫌いじゃない!)楽しかった。

 個人的には、過去参戦した or 配信で視聴した櫻坂46のライブ(デビューカウントダウンライブから理佐卒コンまで)の中でベストかもしれない。

 一番印象に残ったのは天ちゃん、山﨑天(16)だった。なんでかわからないけど、「Buddies」のパフォーマンスを見ると、毎回、胸にグッとくるものがある。間奏で、天ちゃんが会場のBuddies(櫻坂46のファンの総称)に向かって「言葉」を発してくれる。その「言葉」を心待ちにしている自分がいる。
 年齢じゃないんだね。
 存在感。天ちゃんがセンターにいてグループを引っ張っている図がしっくりくる。

 次はオトナるんちゃん、森田ひかる(21)。いまでは堂々とした風格さえ感じさせる。切れのあるダンスはもとより、表情、表現力の深さ。アップになった「顔」だけで、見た人を引き込ませる魅力を持っている。

 この2人はセンターから外せないだろうね。

 3人目はゆいぽん、小林由依(22)。ダンスシロートだけど、ダンストラックで見せてくれたターンに目を奪われた。回転の切れ、しなやかさ。文句なく、櫻坂46のダンスクィーンだと再認識した。(それだけに、DAY1の「ジャマイカビール」見たかったなあ…)。

 

 さて、この日のライブは、本編終了後の原田葵(22)&尾関梨香(24)の卒業セレモニーに最大のクライマックスを持ってくる構成だったが、
 会場にいたBuddiesも、配信で視聴していたBuddiesも「え、、??」と大興奮したライブ途中のハイライトは、あの幻の欅曲「コンセントレーション」の復活パフォーマンスではなかったか。おぜちゃん、小池美波(23)、齋藤冬優花(24)、天ちゃんの4人が素敵なパフォーマンスを見せてくれた。

 卒業おぜちゃんの最後のリクエスト曲だった。(ちなみに葵ちゃんのリクエスト曲は「カレイドスコープ」)。
 時を戻すと、3年前(2019年)のあの夏、欅坂46(改名前)では初めて選抜制が取り入れられた。「21人の絆」が裂かれた瞬間でもあった。

 非選抜組に与えられた曲が、この「コンセントレーション」だった。(オリジナルの歌唱メンバーは石森虹花、尾関梨香、小池美波、齋藤冬優花、長沢菜々香、松平璃子、山﨑天の7人)

 だが、以降、数奇な運命をたどることとなる。
 選抜組の表題曲となるはずだった9thシングル(一説では「10月のプールに飛び込んだ」とされるが、確定はしていない)が、MVまで撮影しておきながら、発売延期のアナウンスのあと、なぜか“お蔵入り”になってしまう。絶対的センターだった平手友梨奈も2020年1月に脱退を表明、グループ内外に衝撃が走った。もはや「コンセントレーション」に興味を持っている人は皆無、幻の1曲となる。
 
 オリジナルの歌唱メンバーから石森虹花、長沢菜々香の2人も卒業した。そして2020年7月のライブで「欅坂46 5年の歴史に幕」「前向きなお別れ」が発表され、10月に欅坂46のラストライブ(コロナ感染拡大のため無観客)が開催された。このとき、「コンセントレーション」の最初で最後のパフォーマンスが披露されると、「神曲すぎる」「いつかまた見たい」と反響を呼んだ。

コンセントレーション
コンセントレーションをパフォーマンスする天ちゃん

 が、櫻坂46に改名後、欅坂46の楽曲は“封印”された。

 理佐の卒コンで、「二人セゾン」「世界には愛しかない」「制服と太陽」や、青マリの「割れたスマホ」などが解禁された流れから、今回は「バスルームトラベル」「バレエと少年」の解禁を予想する声が多かったが、「コンセントレーション」を予想する声はほとんどなかったように思う。

 VTRに登場したおぜちゃんは
 「必ずどこかで有観客でみなさんの前で披露したいなという思いは、ずっと何年も抱いていました」と、この曲にかける思いを吐露した。
 続けて「負けたくないぞという思いでみんなで振りを合わせていたので、そこが注目ポイントですかね」「テンポもかなり早い。ダンスとしては難易度が高いものなんじゃないかと感じていて」と説明。
 「失いたくないの、という歌詞があるんですけど、当時はすごく刺さってました」「ほんとに、このメンバーにしかわからない、共有できない気持ちというのが当時あって、みんなの思いをすべてのせて悔いのないようにちゃんとお届けできたらなと思っています」と、パフォーマンスへの決意を語っていた。

 
 配信で2回見た。
 今年の「最高かよ!」は、この1曲で決まり。

【セットリスト 櫻坂46 W-KEYAKI FES.2022(振替公演)DAY2】

01.太陽は見上げる人を選ばない
Overture
02.Buddies
03.なぜ 恋をして来なかったんだろう?
04.Microscope
05.それが愛なのね
06.偶然の答え
07.五月雨よ
08.思ったよりも寂しくない
09.無言の宇宙
10.コンセントレーション
11.カレイドスコープ
12.ブルームーンキス
13.恋が絶滅する日
14.車間距離
15.流れ弾
16.BAN

<原田葵&尾関梨香卒業セレモニー>

En-1. 音楽室に片想い~バスルームトラベル
En-2. バレエと少年
En-3. 危なっかしい計画

セットリストプレイリスト