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アイドルグループ「欅坂46」の怒涛の5年間を描いたドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」の高橋栄樹監督(56)が、欅坂46の「改名」を知ったのはキャプテン菅井友香(25)が改名を告げたライブの「本番ギリギリ」前だったと証言した。
欅坂46はグループ結成5周年の2020年、新型コロナ感染拡大を防止するため、恒例のアニバーサリーライブや夏の「共和国」ライブを中止。
そして7月、初の「無観客・配信」という形で久しぶりにファンの前でパフォーマンスを披露すると、そのライブの終盤、菅井の口から告げられたのは「欅坂46の5年の歴史に幕を閉じます」「前向きにお別れします」という驚愕の事実だった。
高橋監督は「配信ライブ『KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU!』でグループが改名を発表するということも、現場で本番ギリギリに聞いた」と明かした。
ライブの細かいスケジュールを書いてある「香盤表」を見ると、曲順のところに「菅井スピーチ」とかなり長い時間を取って書いてあったという。高橋監督が「これはなんですか?」とライブのスタッフに聞くと、「改名発表だ」との答え。「そこで初めて知った」という。
改名の事実がいかにシークレットだったかを物語っている。ひょっとすると、ギリギリまで「改名」そのものが決まっていなかったのかもしれない。
高橋監督は「準備の様子は、どういうことが起きるのかわからないまま撮っているんです。撮りながら確認していくということが、AKB48のドキュメンタリーに比べると多くありましたね」と話している。
高橋監督はこのほど、映画を見たファンたちの質問に答える形で「MOVIE WALKER PRESS」のインタビューに応じている。
同誌によると、「ファンの間で賛否両論を巻き起こした本作の構成についてはもちろん、作品に込めた想いやドキュメンタリー映画として目指したものなど読者の疑問に対し、およそ1万字にわたって答えてもらった」という。高橋監督は「ご意見はすべて拝読させていただき、心に刻もうと思います」と答えていた。