14日、櫻坂46の公式サイトがオープン、メンバーのアー写も白の制服に変わった。トークアプリも櫻坂46にアップデート…。
どんどん欅坂46が「歴史」の向こうへ去っていく。
ちょっとだけ立ち止まって、無観客配信ライブ「欅坂46 THE LAST LIVE」のことを振り返りたい。
やっぱり、欅は「サイマジョに始まりサイマジョに終わる」がふさわしいと思う…と書いたところだけが当たっていたけど、ほかは大外れ。ま、ご容赦を。
2日間のセットリストは下に掲載した【別項】のとおり。
初日、「君をもう探さない」のパフォーマンスを見ることができてうれしかった。曲が好きでよく聴いていたけど、MVがないのが残念だった。(今回のライブの円盤ほしいね)
次の「もう森へ帰ろうか?」も、うえむー(上村莉奈)の表情がたくさん抜かれていて満足した。「妖精」といわれる美少女が時おり見せる、耽美的だけど、現世のものではないような、その表情に、ひそかにひかれていた。
そう、ひそかに…。でも、きっとたくさんの人が彼女の魅力に気付いていたんだろう。もう森のあの幻想的なイメージにぴったりだった。そして、うえむーのフライングにもビックリさせられた。
僕個人が考える初日のMVPは、
「不協和音」のゆっかー、「渋谷川」をひとり弾き語りで披露してくれたぽんぽんもよかったけど、やっぱり、うえむーだった。
初日は、ちょっとしたことで胸が熱くなった。ついハラっと涙がこぼれそうになったので、「いかん、いかん、まだ初日…」と自分に言い聞かせた。
そして、2日目。
もう、最後だし、感情のリミットを外すことを覚悟した。
だが、泣けなかった。
「危なっかしい計画」から始まったこの日のセットリストを聴きながら、「希望」を感じていた。
運営側は2日間を「動」と「静」と表現していたが、ピンとこなかった。
2日目の途中まで見ながら、「苦悩」「葛藤」の初日と、「希望」の2日目なのか、と考えていた。
いや、初日ラストの「黒い羊」のエンディング、小林由衣の手を取って寄り添った渡邉理佐の姿が印象的だった。あそこから「希望」が始まっていたと思い直した。
そして今回のラストライブは、「欅坂46の5年の歴史に幕を閉じる」主旋律の陰で、新生・櫻坂46への「希望」が奏でられていたのではないか、と感じていた。
だから、最後には櫻坂46の門出をイメージさせる、なんらかの仕掛けはあるだろうと予想していたが、まさかデビューシングルを初披露するとは、想像を超えていた。
さすが秋元さんと、ここでは言っておきたい。
***************************
【欅坂46 THE LAST LIVE セットリスト】
◆10月12日(月)
01. サイレントマジョリティー
02. 大人は信じてくれない
03. エキセントリック
04. 語るなら未来を…
05. 月曜日の朝、スカートを切られた
06. Student Dance
07. カレイドスコープ
08. 渋谷川
09. I’m out
10. Nobody
11. 東京タワーはどこから見える?
12. 避雷針
13. 不協和音
14. キミガイナイ
15. 君をもう探さない
16. もう森へ帰ろうか?
17. 黒い羊
◆10月13日(火)
01. 危なっかしい計画
02. 手を繋いで帰ろうか
03. 二人セゾン
04. 太陽は見上げる人を選ばない
05. 制服と太陽
06. 世界には愛しかない
07. コンセントレーション
08. Deadline
09. 10月のプールに飛び込んだ
10. 砂塵
11. 風に吹かれても
12. アンビバレント
13. ガラスを割れ!
14. 誰がその鐘を鳴らすのか?
15. サイレントマジョリティー
*****************
◆櫻坂46デビュー曲披露
Nobody’s fault(櫻坂46 1stシングル)