佐藤詩織佐藤詩織

 たくさんの感動を与えてくれた欅坂46の最後の姿を見届けることができた。
 2夜連続の「THE LAST LIVE」(10月12日、13日)。新参ファンだけど、欅坂と出会えて幸せだったと素直に言える。

 ラストの余韻と、新たな衝撃のはざまで考えがまとまらないところもあるが、少しづつ感想を書いていきたい。

 まずは、このラストライブで卒業したしーちゃん佐藤詩織さん(23)のこと。

 ライブの演出の一環として、各メンバーが一人ずつ登場し、過去のVTRをスクリーンに映し出した。5年前のまだ幼かった姿から現在までを走馬灯のように振り返る。「卒業式みたい」と涙するメンバーたちの表情がクローズアップされた。

 しーちゃんは過去VTRの中で「1度やると決めたら最後まで頑張る“負けず嫌い”の性格です」と自己紹介していた。だが、「他人と比べることが多くて、なんで私はできないの?なんで私はダメなの? みんなと一緒にスタートしたのに…」と苦悩する時期があったという。

 「でも今は…」としーちゃん。「いろいろ活動していく中で、最後は自分自身との戦いというか、自分との戦いに対し、負けず嫌いでありたい」と語った。

 負けず嫌い…。
 それは他人との戦いではなく、自分自身との戦いで。

 佐藤詩織さん、ひときわ目を引く優美なパフォーマンスだけではない、人柄そのものが素敵なメンバーだったと改めて思う。

 彼女の新たな旅立ちを応援したい。

 

 尾関梨香が欅坂46としての最後のブログ(13日)で「しおり、卒業おめでとう」と祝福メッセージとともにツーショットを掲載してくれた。