櫻坂46の冠番組「そこ曲がったら、櫻坂?」、5月15日には「渡邉理佐 卒業お祝いロケ!前編」が放送された。1週間後の卒業コンサート(21日、22日)でグループから巣立つ渡邉理佐(23)が、MCツッチー&澤部と思い出の地をめぐるロケに出かけた。

 アイドル人生の出発点・新宿村スタジオ、欅坂46の3rdシングル「二人セゾン」のMV撮影地、千葉・海浜幕張に続いて、最後に訪れたのが、所属事務所の稽古場(スタジオ)だった。

 4年前、この場所でグループに配属されたばかりの2期生と、理佐をはじめとする1期生が初対面した。
 その思い出の場所に、2期生(新2期生を含む)14人が集まっていた。

 ひとりひとり理佐への感謝の気持ちを伝えていく。

 そして、理佐がもっとも可愛がっていたひとり、藤吉夏鈴(20)の番が回ってきた。透明のアクリル板越しに2人、対面した。

 夏鈴ちゃんが、口を開いた。

 「理佐さんは2枚目シングルの頃、凄く可愛がってくれましたね? でも、3枚目シングルになった頃には、飽きられていました」

 天ちゃん含めた“三角関係”が「そこさく」でも話題になったことが思い出された。

 「でも最近は、けっこう叱ってくれることが多い気がして、そういう方が周りにいなかったので凄くうれしくて…」と続けたあと、思いがこみ上げてきたのか、声が詰まった。そして、一筋、頬に涙がこぼれた。

 「わー、やだぁ」。理佐も慌てて手で顔を覆ったが、その目にも光るものが…。

 夏鈴ちゃんは「うーん、これからも叱ってほしいなと…。またよろしくお願いします」と頭を下げた。
 夏鈴ちゃんの思いを聞いた理佐は、涙声のまま、「これからのグループを引っ張ってくれる子になると思うので、きっと後輩も入ってくると思うので、その子たちを引っ張ってあげられるようになってほしいな、という思いを込めて伝えてました」と語った。

 MCの澤部が「残りの期間で可愛がって叱ってあげてください」と言うと、理佐は笑顔で「可愛がります」と応じていた。