衣装デザインからダンスの振付、裏方のお仕事(香盤表=スタッフ用の撮影スケジュール管理表)まで、チームのみなさんと心細やかに制作されたことを明かしていた。多芸多才なしーちゃんが「アイドル」を卒業しようと思うのは当然だとも思った。
ひとつ気になったのは、しーちゃんをひとことでどう表現したらいいのか、ということ。タレント、インフルエンサーとも違うし、アートディレクターやデザイナーにも限定できないし、本人は「フリーランサー」と言っていたが、目指すのは「起業家」なのかもしれない、と思った。画面に登場したとき、視聴者からは「女性社長っぽい」と表現されていた。
どのようなビジネスモデルを策定するのだろうか。
今回の映像作品も数か月にわたる労力、スタッフの人件費、スタジオの賃貸料など、それなりに経費がかかっている。自ら持ち出したのか、それともすでにスポンサーを見つけているのか。
しーちゃんは、今後について「映像作品つくり」や「個展の開催」、ファンとの交流などを行いたいと言っていた。うまくビジネスモデルに落とし込んで実現していってほしいと思う。多才なだけに、どれかに絞り込むのが難しいという悩みはあるのかもしれないが。