欅坂46の血の継承者

 世界には愛しかない

 名曲「世界には愛しかない」が久しぶりにテレビで披露された。
 欅坂46の鮮烈なデビュー曲「サイレントマジョリティー」と、はかなさと切なさと可憐さを表現した「二人セゾン」の間にはさまれ、期待ほどにはブレークしなかったが、ライブではメンバー数人が交互に入れ替わるポエトリーリーディングが清々しく映った。

せかあい ジャケ写
「世界には愛しかない」のジャケット写真

 5月21日放送の音楽番組「MUSIC BLOOD」(日本テレビ系)に出演した「日向坂46」が同曲をカバーした。(写真は同番組に出演した日向坂46=公式ツイッターから)

 いろんな意見があったようだが、音楽ファンにとって名曲が歌い継がれていくことは喜ばしいことではないか。熱血漢のTAKAHIRO先生が振付を指導する場面も放送された。


 ひらがなけやき時代

 同番組を初めて見たが、「衝撃的な音楽との出会いから始まった音楽人生や今も血液として自分に流れる原体験をトークとライブでひも解いていく音楽番組」とのこと。

 ひらがなけやき(日向坂46に改名前)の時代、レッスン場で先輩の欅坂46のパフォーマンスを初めて見たのが「世界には愛しかない」だったという。日向坂46にとっては、アイドルとして成長する原点がそこだったと説明され、「なるほど、そういうことだったのか…」と納得できた。
 

せかあい MVオフショット
せかあいのMV撮影のオフショット(公式サイトから)


 平手友梨奈しか勝たん

 この日は、「ブラッドアイドル総選挙」という企画も実施された。日向坂46のメンバー22人が、尊敬するアイドル(引退した人を含む)を投票で選出する、というもの。2位・松田聖子、3位・白石麻衣を抑え、1位に輝いたのが、欅坂46の絶対的センター、平手友梨奈(19)だった。メンバーからは「アイドルを通り越して表現者」「100%敵うことのできない方」などとの声が出た。

 なぜ、ねるじゃないの

 てちファンとしてうれしかったけど、ちょっとひっかかることもあった。平手友梨奈も日向坂46も同じ事務所(Seed & Flower合同会社)所属のタレントである。海千山千のショービジネスの世界だけに、なにか思惑があるのだろうか、という考えがちらっとよぎった。また、長濱ねる(22)の名前がなかったのも意外だった。そもそも、ひらがなけやきの出発点は「ねるの仲間」としてオーディションで集められた。「ブラッド」と言うなら、てちより、ねると思っていた。

ねるとべみほ
ねると渡邉美穂(右)公式サイト
ねるときょんこ
ねると齊藤京子(右)公式サイト

 アイドルの血は日向坂に?

 メンバーは欅坂46を「尊敬しかない」「ファン」と口々にたたえ、ナレーションでは「欅坂46から日向坂46に受け継がれるアイドルの血」と説明された。

 ちょ、ちょ、ちょっと? アイドルの世界に衝撃を走らせた欅坂46の“継承者”は日向坂46ってことなのか??Seed & Flowerは「欅坂46→ひらがなけやき→日向坂46」という図式を、地上波を通じて伝えたかったということなのだろうか。

 櫻坂46はどうなるんだろう。