欅坂46のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』が公開されることが27日、公式サイトで発表され、ファンの間で大きな話題になっている。
2016年4月6日、「サイレントマジョリティー」で従来のアイドル像をぶちこわす鮮烈のデビュー。さらにドラマや冠番組も用意され、その年、紅白に初出場(以降、昨年まで4年連続出場)…といった過去は、にわかファンの僕が説明するまでもないが、彼女たちのあゆみは確実に日本のアイドル史に太字や赤字で書き込まれる出来事だったろうと思う。
だが、そんな華やかな活躍の影で悲劇も少なくなかった。これもまた、僕ごときが知ったかぶりして語るべきことじゃないが…。
ファンの方たちが書いているブログなどを読むと、
◆今泉卒業といじめ?問題
◆発煙筒事件と、批判されたその後の対応
◆ひらがなとの合同選抜拒絶で運営とあつれき?
◆風吹か暗黒期(←というのがあったらしい)
◆織田奈那スキャンダルとメンバーへの影響
◆幻の9thシングルがあった?
そして、なによりも絶対的センター、平手友梨奈がなぜ、あのタイミングで「脱退」させられたのか?
こうした謎をとくカギが、ドキュメンタリー映画に隠されているはず、ということで4月3日の公開直後からファンが殺到するだろう。予告編ムービーを見ただけで「涙がでる」との報告も相次いでいる。
ただ気を付けたいのは、「真実」とはだれにとっての真実なのか、ということだ。興行目当ての製作なので一定のバイアスはかかっているだろうし、今いるメンバーや運営側に配慮した内容だろうし、描かれなかった部分にこそ「真実」が埋もれているかもしれない。
できることなら、もう一本別のドキュメンタリーも見たい。
タイトルは 「欅坂総帥・今野義雄氏の嘘と真実」。
今野さんは1966年12月14日生まれ、53歳。
欅坂などをマネジメントする「Seed & Flower合同会社」の代表を務める。
ネットで調べた限りでは、
1991年(24歳)、ソニー・ミュージックエンタテインメント(現・ソニー・ミュージックレーベルズ)入社
石井竜也、Hysteric Blue、YUI、沢尻エリカ、伊藤由奈、黒木メイサなどの制作に関わる。
2011年から乃木坂46運営委員会委員長、2015年から欅坂46運営委員会委員長を兼任。
両グループのクリエイティブ全般とマネージメントを担う。
2018年5月16日、乃木坂46合同会社およびSeed & Flower合同会社(欅坂46とけやき坂46(当時)が所属)両方の代表に就任。
2019年2月12日、けやき坂46の日向坂46改名の記者会見には同グループの運営委員長として同席している。
2019年2月16日、ソニー・ミュージックレーベルズ執行役員(アライアンス事業本部担当)に就任。
言うならば、坂道シリーズ運営の総帥という立場なんだろうな。
「おもろいおじさん風」で親しまれているような記述もあったけれど、いやいや、これほど長くトップにいる以上、非情で冷酷な一面もあるはず。
また、文春オンラインに平手バッシング記事が多く載ったが、リークしているのは彼か彼の周辺のはず。そうじゃなきゃ、第一弾が出た直後にリーク犯を徹底的にあぶりだし、二度とリークされないように締め出しているはずだから。
あるいは、よくある手法だと、うるさい報道機関には、事実と異なる報道があり謝罪を求める「内容証明」を送ったり、場合によっては告訴も辞さず、といった姿勢(本気じゃないケースが多いけどね)をアピールすることもあるが、今野さんたちは文春には音無しの様子。
欅坂の彼女たちだけのドキュメンタリーだけじゃなくて、今野さんのドキュメンタリーも同時併映で見たいものだな。
「エンタメ業界のことも知らず、生意気言うな、この小娘!」なんてキレてるシーンがあったりしてね。いや、もしかしたら、まったく逆で彼女たちのことをいたわり続け、平手のこともずっと親身になって面倒見てたかもしれない。
欅メンバーと、運営代表・今野さんの両面からの「真実」を見たい。