「B級」ニュースステーション
前日、豊田剛一郎氏(36)が代表取締役を辞任した東証マザーズ上場の医療ベンチャー、メドレー(銘柄コード4480)。4日の終値は前日比150円安(▼2.96%)の4910円となった。「ストップ安もあるのでは?」とささやかれたわりには、下げ幅は限定的だった。
四季報をみると、「オンライン診療システムと電子カルテ育成中」とある。pere303倍とバカ高いが、時流に乗った“テンバガー”候補だったのだろう。
来週12日には本決算(2020年12月期)が予定されている。様子見が賢明だろうか。悪いことは重なることが多いから。
【メドレー代表の電撃辞任】
スキャンダラスな内容をスクープしたのは3日の文春オンラインだった。
この報道を受け、同社は即日、代表取締役(医師)、豊田剛一郎氏(36)の代表辞任を発表した。
豊田氏は「株主の皆様、顧客の皆様、当社従業員やご家族、パートナー企業の皆様、そして社会の皆様からの信頼を著しく損なう行動」と謝罪。さらに、役員報酬の返上や無報酬での勤務、ストックオプションの未使用分(32万株、発行済株式総数比率1.03%、3日終値換算で約16億円)の放棄などを申し出た。今後も取締役(常勤)として会社に残る。
妻の小川キャスターは報道各社に対し、「緊急事態宣言下の自粛について夫婦で話し合っていたにも関わらず、このような夫の行動が明らかになり、大変残念に思っております。医療従事者などエッセンシャルワーカーの皆様をはじめ、多くの方が耐えながら過ごしていらっしゃる中で、本当に申し訳なく思っています」とコメントを出していた。