女優の平手友梨奈(19)が6月18日、日本テレビの報道番組「news zero」にVTR出演し、欅坂46脱退から1年半が過ぎた現在の心境などを語った。
「どんな変化が?」との質問を受けると、
「自分は(変化が)あると思っていたんですよ、意外となくて。ただただ環境が変わっただけで、まわりがやっぱりすごい方たちばかりで、自分が劣って見えないようについていかなきゃ。なにか、もがきながら悩んで生きていることはまったく変わらない」と答えた。
この日は、平手が出演した映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の公開日。「心を閉ざした車椅子の少女ヒナコを熱演しています」と紹介された。
「役作りというものは、あまりしなくて、たぶん自分のなかでどこか切り替えというか、よしやるぞ、じゃないけど、スイッチを押しているんだと思うんです」
VTRでは、欅坂46時代の映像も流れた。昨年1月の脱退後、映画では「さんかく窓の外側は夜」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」に出演、現在放映中のTBSドラマ「ドラゴン桜」でも注目を集めている。
「歌とお芝居では違いはあると思うですが、共通点も自分はあると思っていて、自分の中では音楽もひとつの表現方法、お芝居もひとつの表現方法と思っている」
「(芝居、音楽にかかわらず)寄り添いたいというか、さんかく窓でいったら、どこか孤独を抱えた女の子に寄り添いたいって思うし、ファブルだったら車椅子生活を送っている方々だったり、音楽だったら歌詞の表現、その人たちのために何かできないか、自分の中では根本にずっとあるものですね」
音楽では、昨年末に「ダンスの理由」を配信リリースした。ミュージックビデオ(MV)は現在までに620万回以上再生されている。
「どうやって表現したらこの歌詞って伝わるのかなと思いながら…。自分の表現する先、だれかがいるんでしょうね、きっと」
インタビューでは、「あまり自分のことを語るイメージがない」平手の、その理由にも迫った。
質問されると、平手は「ZERO」のロゴの模型を指差して、
「たとえばこの(土台の)緑が好きですと言ったら信じちゃうじゃないですか、全員が。ていうのがすごく嫌なんです。人だから好きな色とか変わるし、(変化の理由は)年を重ねるなのか、一緒にいる人とだったりなのかわからないですけど…。できるだけ、自分の言葉は発したくないんです」と語った。