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 楽天創業者で代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏(55)が8日、コロナ禍で揺れる「五輪開催」問題に関する私見をツイッターに投稿した。

 投稿内容は次のとおり。

 日本を元気にしたいという自分の創業の原点に立ち戻り、(実業界ではタブーだけど)勇気を振り絞ってストレートに言うことにしました。「五輪に関しては、現状を鑑み、冷静に開催の見直し、または順延をIOCと協議すべきだ。」あまりにもリスクが大きすぎる。


 
 “女性蔑視発言”で大炎上し、辞任要求が飛び出している東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)だが、もうひとつ、重要な発言をしていた。

 
 「オリンピック、ぜひ、どんなことがあってもやります」


【参考記事】森会長の心境「どんなことあってもやる」発言全文3

 この発言に憤り、ロンブー淳が聖火ランナーを辞退する事態も起きている。
 なお、メディアでは「タレントは田んぼを走れ」うんぬんの発言に抗議したと報道されたが、本人は否定している。

 淳は7日、「どんだけ訴えてもマスメディアで田んぼ走れと言われたのが嫌で聖火ランナー辞退した事になってる…間違って放送した番組は訂正して欲しいのだが、これはどこに訴えれば良いのか?コロナ感染がどんな状況でもオリンピックは必ずやる!って発言が辞退の理由なのよ。コロナ収束してからからやれよ」とツイートしている。

 話がそれたが、三木谷発言に対し、

 「市井の一人として、心底同意します。そして、全力で支持します。」
 「森会長は東京五輪開催に向けて一生懸命尽力されたのでしょうが、尽力するベクトルの方向が間違っていると感じます」
 「色々な要素が絡んでいるのはわかるが、大半の人が皆そう感じていると思う。」

 と賛同する声が多く集まっている。

 私自身、問題だと感じたのは、三木谷氏が「実業界ではタブーだけど」と前置きしていたこと。実業界で成功している人は、見識も洞察力も行動力もある。こういう人たちこそ、賛否いずれにしろ、声をあげるべきではないのか。

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三木谷氏のツイッターのヘッダー画像から