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 楽天グループの三木谷浩史会長兼社長(56)は14日放送の米CNNテレビのインタビューで、東京五輪の開催を「自殺行為のようだ」と批判した。

 新型コロナウイルスの世界的な流行が収まらない中、なぜ世論を無視して開催にアクセルを踏み続けるのか。CNNの質問に対し、三木谷氏は「正直、分からない」と危惧の念を伝え、ワクチンの接種をめぐってゴタゴタ続きの政府のコロナ対応を「10点満点で2点」と酷評した。

 そのうえで、政府に中止を求めているが、「これまでのところ成功していない」とも語った。

  日本の複数のメディアも、同CNNのインタビューをワシントン、ニューヨーク支局などから伝えている。

 

 五輪開催をめぐる経営トップの発言では、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が米CNBCで「とても恐ろしい」と懸念を表明していた。

 三木谷氏はこれまでも五輪開催に否定的な考えを示してきた。

 4月7日には、ツイッターで「僕ははっきり今年の五輪開催はあまりに、リスクが高すぎると思っており、反対です。アスリートの方々には本当に申しわけないけど、一生懸命生きているのはアスリートだけでないので」と開催反対の姿勢を明確にした。