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 youtubeってありがたいと思う。いろんな動画を検索できるから。

 欅坂46が、往年のアイドルソング「時をかける少女」を本家・原田知世とコラボしている動画を偶然、みつけた。それも、デビューした年(2016年)の5月と12月の2回、さらにその両方を同時に見れるように編集してくれた動画もあった。

 原田知世といえば、まさにドンピシャ、僕らの世代のアイドルだ。いくつになっても、当時の清純、可憐なたたずまいは変わらない。美しい年の取り方をされていると感動するしかない。

 その隣に欅坂のセンター、平手友梨奈。このとき15歳前後。

 確かに若さでは平手だが、僕らにとっては思い入れがある原田知世と並ぶには、オーラが足りない…はずと思っていたが、いやいや、どうして、見事なほど美しきツーショットを見せてくれた。

 すでにこのとき、アイドルとして「完成形」だったのではないかと思う。彼女にそこはかとなく「はかなさ」を感じるのは、この完成形のせいだろうか。「満月」はやがて欠けていくのが宿命だから…。

 初期のころの楽曲で、個人的に好きなのが…。

 ◇「語るなら未来を」 次期センターという声もあがっているらしい2期生、森田ひかるがこのMVに衝撃を受けてオーディションを受けたと話していた。秋元さんの詩、最後の「語るなら予言を」というのも胸に来る。

 ◇「二人セゾン」  会話のさい、「うれしいセゾン!」とか、セゾンを語尾につけてしゃべるというほほえましいエピソードをてちが打ち明けていた。余韻のこもった、てちの最後の表情がいいよね。

 ◇「山手線」 昭和生まれにとっては、このレトロ感がたまらなく好き。