「根性の入った雨女」 “風駆け”共演者が感じた平手友梨奈の女優魂

 ひとつ前の記事で、平手友梨奈(20)主演のNHKドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」(2021年12月18日・25日放送)のDVD&Blu-rayが6月24日に発売されることを書いた。

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 このドラマで平手と共演した大物俳優が昨年の放送直後、自らのYouTubeチャンネルで平手の印象を語っていた。時間がずいぶん経ってしまったが、興味深い内容なので、ここで再録したい。

 大物俳優とは、Vシネマの帝王こと小沢仁志(59)。

 「笑う小沢と怒れる仁志 / 小沢仁志」というチャンネル名で、過去に出演したドラマ(ビー・バップ・ハイスクールやスクール☆ウォーズ など)のエピソードなどを語っている。格闘シーンで48回骨折したことがあるという逸話が残され、ついたあだ名が「顔面凶器」。そんな強面の小沢が、同ドラマでは頑固で融通の利かないベテラン厩務員の「山田源治(通称ゲンさん)」役で登場した。

 撮影期間は「1か月か1か月ちょい」。競争馬が走る横を撮影カーが並走して撮った。「大掛かりな撮影だから待機も多いけど、“すげえなこれ、ハリウッド映画みたいだな”と思っていると全然苦じゃなかった」と振り返った。
 キャストも豪華だった。競馬界のレジェンド、武豊も本人役で出演していた。共演の奥田瑛二(72)には「いや先輩、これめっちゃくちゃ人のいい役じゃないですか、大丈夫すか、先輩」と声をかけると、「お前もな!」って言われた、と笑う。

 馬の匂いが嫌いで大丈夫かな?と当初は不安もあったそうだが、台本を渡されたとき、「昔のスポ根みたいな話で結構ウルッときた」という。「主役の平手が演じる瑞穂って女が中央(競馬)でデビューして女ジョッキーで、人気は出るんだけど勝てなくて落ちて地方に飛ばされて、都落ちみたいなときに、人生捨てたようなおっさん連中がいて、彼女が来ることによってみんなに生気が戻ってチーム一丸となって中央に返り咲いていこうって話。だから意外に面白かった」と、よどみなくストーリーを説明してくれた。

 平手の印象については「いや、あれじゃない、根性の入った雨女だよね」と語った。
 小沢によると、平手が登場するシーンで雨が降り出したことがあったという。だが平手は自分のことを「雨女」と認めず、逆に小沢のことを「雨男」と呼んでいるらしい。「あいつ、俺のこと、責任転嫁で俺のこと雨男という、天下の晴れ男に向かって。(それ以来)、雨男か雨女かのなすりつけあい」が繰り広げられた、と渋い顔を見せる小沢だが、なんとも微笑ましいエピソードに聞こえた。

平手が落馬するシーンがあった。監督は平手に対し、「(地面に)ぶつかって顔に砂がついているのを撮りたいんだよね」と言うと、平手は「わかりました」と応じた。

 そばで見ていた小沢が、平手に「女優魂」を感じた瞬間だった。
 「見てると“バチッ”って音してたもん、めっちゃ打ち付けてた。やるなー、こいつ」
 「(普通は)あんな音がするまでやらないよね。昔の昭和の女優が持っていたような根性のある若い女優だなと思ってた。雨女以外」。