2日前、デビュー4周年を迎えた欅坂46のこの2年間を簡単に振り返ってみた。
2019年~初の東京ドーム公演で10万人動員
2019.02.10 米谷奈々未卒業(3人目の卒業生)
※前年11月には今泉佑唯、志田愛佳が卒業
2019.02.27 8thシングル「黒い羊」発売
2019.04.04-06 「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」(大阪フェスティバルホール)
2019.05.09-11 「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」(日本武道館)
2019.07.05-07 「欅共和国2019」(富士急ハイランド・コニファーフォレスト) ※長濱ねる不参加
2019.07.30 長濱ねる卒業(4人目の卒業生)
卒業イベント「ありがとうをめいっぱい伝える日」(幕張メッセ)
2019.08.16 「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」10公演スタート
2019.09.07 織田奈那に文春砲
2019.09.09 9thシングル選抜発表(「欅って、書けない?」で)1期生7人選抜落ち
※キャプテン菅井は「グループとしての停滞を感じていた」と言う。
2019.09.18-19 東京ドーム・ワンマン・ライヴ 10万人動員 ※織田奈那不参加
2019.12.08 9thシングル発売延期を発表(冬にリリースの予定だった)
※MVまで撮影していたのになぜ?(齋藤冬優花のブログで明らかに)
2019.12.31 紅白歌合戦で「不協和音」披露 てち圧巻のパフォーマンス
—————————————————————————
2020年~てち脱退とコロナショックに揺れる4周年
2020.01.23 平手友梨奈「脱退」、織田奈那&鈴本美愉「卒業」
佐藤詩織「一時休業」を発表(いずれも同日付)
2020.01.29 DVD&Blu-ray「欅坂46 LIVE at 東京ドーム ~ARENA TOUR 2019 FINAL~」発売
2020.02.16 坂道研修生の遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、増本綺良、守屋麗奈の配属決定
2020.02.25 欅坂46メンバー出演の「イオンカード」新CMがスタート
2020.02.27 欅坂46初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」の全国公開決定(4月3日(金)~)
2020.03.01 「欅って書けない?」で織田奈那、鈴本美愉の2人が卒業あいさつ
2020.03.04 「平手友梨奈オフィシャルサイト」オープン
映画「さんかく窓の外側は夜」(10月30日公開)出演、同日公式発表
2020.03.12 「僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46」公開延期を発表
2020.03.13 上映劇場でメンバー生写真付き劇場観賞ムビチケカード発売開始予定(延期)
2020.03.13 平手友梨奈「GIRLS LOCKS!」卒業
2020.03.29 長沢菜々香「卒業」発表(31日付)
2020.04.03 「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」公開予定日(延期)
2020.04.05 「欅って、書けない?」で新2期生紹介
2020.04.06 デビュー4周年
2020.04.07 政府が「緊急事態宣言」(首都圏など7都府県、1か月程度を予定)
2020.04.15-16 4周年アニラ(中止)「発表する前に中止となりました」
※菅井キャプテン6日の生配信で明かす
2020.07 「欅共和国2020」(発表なし)
グループの内からも外からも嵐に見舞われている印象が強い。じっと耐え続けているメンバーは、本当に大変だろうね。
涙のセレモニーはどこに行った?
この一覧を見て、やっぱり腑に落ちないのは平手友梨奈「脱退」だ。卒業するにしても脱退にしても、なぜ「この日をもって」なのか。
仮に「卒業」が既定路線だったとしたら…。
私が運営なら、てちの卒業はドル箱イベントの期待大。最後は、ガッツリ稼がせてもらおうと考えるだろう。
もちろん、ファンには「絶対的センター」を見送る涙のセレモニーを用意してあげる。
こう考えると(…と言ってもただの妄想だけど)、ドキュメンタリー映画はてちの卒業記念映画だったのではないか。
本来の予定では、てち卒業発表は3月、映画の公開発表の直前のタイミングで行う。発表後は、映画の番宣にもバンバン出てもらう。
さらに、映画のエンディングに流れるのは、てち最後のセンター曲 9thシングル(あるいは、てちのソロ曲)。
映画も楽曲も、てち卒業のインパクトで大ヒット。
メディアから欅坂にスポットライトが集まる中で、グループは4周年を迎える。4月15-16日の「4周年アニラ」は、てちの卒業公演として行われ、ファン号泣、アイドル史に残るフィナーレを迎える。(のちの円盤化も大ヒットが約束される)
事件でもスキャンダルでもなくて何が?
運営だったら、これくらいのこと考えるよね。企業としては稼がなくちゃいけないんだから。
それをすべてほうりだす1.23脱退発表。
てちには欅坂にいてもらっては困る、一刻も早く欅坂から離さなくちゃいけない緊急事態が発生したのだろうか。
当然、連想できるのは事件やスキャンダルだが、いまだ、そんなかけらも見当たらない。(たしかに、事件やスキャンダルなら、事務所も解雇するだろうしね)
事件でもスキャンダルでもない。まもなくがっつり稼げると準備を進めていた最後のドル箱をほうりだす何か。
何かっていったい何なんだろう? ずっと考えても全然見当がつかない。
脱退後に、公表されたのは「研修生配属」「イオンカードCM」「ドキュメンタリー映画公開」の3つ。もしも脱退してなければ、このうちの何かが前に進まなかったのか。
ほかに謎なのが…
菅井キャプテンが6日の生配信で明かした幻の4周年アニラは4.15、16の2日間。
前年の3周年アニラは大阪3日、東京3日の計6日間。
その前の2周年アニラは東京3日間。
なぜ、2日間に短縮されたんだろうか?
また、そもそも昨年冬リリース予定だった9thシングルが延期された理由も明らかになっていない。モヤモヤするよね。
菅井だけを矢面に立たせるな!
例年7月に、富士急ハイランド・コニファーフォレストで開催される 「欅共和国2020」は今年はどうなるのか。
現状では悲観的にならざるを得ない。会場自体は押さえている可能性が高いと思うが、おそらく運営サイドとしては5月末ごろまでに決断するのではないか。
ライブやツアーは、よほど状況が好転しない限り、年内は自粛せざる得ないんじゃないだろうか。
運営サイドには、ひとつ注文したい。アニラ中止のことも、菅井に発表させていたが、こうしたことは本来、運営の責任ある人が発表すべきことじゃないのか。なんでも菅井におんぶにだっこ、顔の見えない運営、責任逃れに終始する運営といったイメージから脱却し、「顔の見える運営」「責任をとる運営」に変貌してほしいと思う。
映画のことだが、年内公開が少し期待できるかな、と思っている。てち出演の映画「さんかく窓の外側は夜」は10月30日公開予定なので、このタイミングに合わせることを考えるんじゃないだろうか。
仮に映画が10月公開に踏み切れたとしても、その間の空白をどうするのか?
ライブ、ツアーもなく、(4周年後に始めた)グッズ販売も微々たるものにちがいない。いかにコロナ余波とはいえ、企業として売り上げゼロで済ませるわけにいくまい。
となると、手っ取り早く売り上げが立ちそうなのは、過去のライブの円盤化だ。SOLのとーやま校長(当時)もファンを代表して「欅のライブ、まだ円盤化してないやつ、いっぱりあるからな。いっぱいあるぞ!頼むぞ!あんたに言ってんだ、コンノさん、頼むぞ!」と運営代表の今野義雄氏にゲキを飛ばしていた。
政府は7日、首都圏など7都府県に「緊急事態宣言」を発令した。企業でも社員のテレワークや自宅待機といった対応を取っている。多くの人が自宅でじっと暇をつぶす日常が、ここしばらく続くことになるのだ。
こうした現状は、ビジネスチャンスでもある。円盤化すれば、通常よりも売り上げが上がる可能性がある。まずは1枚、4月中に円盤化してくれるものと思って待ちたい。