「偶然の答え」MVラストシーン「偶然の答え」MVラストシーン

 昨日(23日)公開された櫻坂46の新曲、藤吉夏鈴センターの「偶然の答え」のMVを見た。

 「あのころの私は自分ではない誰かになりたいと思っていた」ー。

 場面は渋谷のビル屋上。
 このモノローグから「回想シーン」へカットバック。

 2人並んでいる駅のホーム、制服姿の夏鈴ちゃんが口を開く。
 「りこ…好きなの」

偶然の答え MVのシーンから

 えっ、りこ? りこって言ったよね。切なさが、とめどなくこみ上げてくる。
 
(あとで知ったが、相手役はモデル・女優の永瀬莉子。もうひとりの「りこ」だった)


 りこは「ごめん…」とつぶやく。

 2人、放課後の教室で見つめ合い、りこが夏鈴の手をそっと優しく包みこむシーンもあったが、「秘密の恋」はかなわぬ運命だったのか。

偶然の答え MVのシーンから

 地元を離れ、東京へ。
 りこには「役者を目指そうと思って」と告げた。

偶然の答え MVのシーンから


 夏鈴ちゃんは公式ブログで、ストーリーについて次のようにつづっている。

 すごく甘酸っぱい青春で
 本当に心の底から胸が苦しくなったり気持ちが弾むような感覚になったり
 愛っていうのはすごいなと
 そして色んな愛の形があるって素敵な事で
 自由であるべきなんだと、
 きっと、もっともっと奥深いものなんだろうな
 と、19歳ながらではありますが感じました

「偶然の答え」MV
偶然の答え MVのシーンから
偶然の答え MVのシーンから

 ラストシーン、渋谷の街並みをひとり歩く夏鈴ちゃん、何かに気づいたかのように振り返る。
 そこへ、タイトル「偶然の答え」カットイン。余韻を残して終わった。

偶然の答え MVのシーンから

MVは6分37秒あった。(ちなみにBANは4分11秒、なぜ恋3分57秒)


 見終わった感想は、「藤吉夏鈴主演のショートムービーを見た」。
 欅坂46時代から圧巻のダンスパフォーマンスで話題を呼んだが、今回は歌やダンス以上に、夏鈴ちゃんの表情にひきこまれた。

 少し前のブログで「藤吉夏鈴 『主人公』が似合う」と書いたが、MVを見て、より一層、その思いが強まった。セリフは棒読みに近いが、魅せる表情は天性のもの。僕が映像関係のクリエーターだったら、夏鈴ちゃん主演で作品をつくりたいと熱望するだろう。