「6月25日が誕生日の有名人」で調べてみると、漫画家の本宮ひろ志さんもてちと同じ誕生日であることがわかった。1947年生まれの73歳。
僕らの世代だと番長マンガブームの先駆けとなった「男一匹ガキ大将」「硬派銀次郎」など。
もうちょっと若い世代だとドラマ化された「サラリーマン金太郎」が本宮作品の代表作だろうか。
一時、漫画「北斗の拳」などの原作者、武論尊さんと行きつけの飲み屋が同じだったので、本宮さんのエピソードを聞いたことがあった。
本宮さんと武論尊さんは少年自衛隊の同期でマブダチ。武論尊さんは食えない時代、すでに人気漫画家だった本宮プロに居候していたこともあった。
武論尊さんによると、本宮さんは少年自衛隊を途中でやめるとき、竹刀を持って気に入らない先輩を追いかけまわしたといい、「漫画のまんまのヤツだった」と愉快そうだった。
その本宮さんとは1回だけ取材でお会いした。
漫画「実録たかされ」(原作は江川の自伝「たかが江川されど江川」)のことを取り上げるためだった。
平成の怪物・松坂は初対決でイチローを3三振に仕留め「この日で自信が確信に変わった」と名言を残した。それに対し、僕たちが、その鮮烈なデビューを心待ちにした昭和の怪物・江川物語は「いまだ幕を開けず…」と書いた記憶がある。
本宮先生、その節はお世話になりました。てちと同じ誕生日だったんですね、おめでとうございます。