タレント、長濱ねるが23歳の誕生日を迎えた9月4日、お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆき(51)がパーソナリティーを務めるニッポン放送「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆきルート930」にゲスト出演した。
スタジオに入ると、ねるは涙で目がウルウル…。「どうしたん?ねるちゃん?」と驚く天野っちに、ねるは「めちゃくちゃ念願で、感極まちゃった」と説明した。
アシスタントの宮島咲良アナは「天野さんで、そんな泣きます??」と驚いていたが、欅坂46時代からの大の“ねる推し”の天野っち。自身がパーソナリティを務めた前身番組の「Billboard JAPAN HOT100 COUNTDOWN」にも、ねるを数回ゲストとして招いたほか、毎年番組でねるの誕生日をお祝いしてきた。
そのことを知っていたねるは、芸能活動再開後、「マネージャーさんに出演したい」と熱望していたという。
天野っちは「いやー、うれしい。おれは見る目、間違ってなかったな。いなくても、誕生日やってた甲斐があった。ねるちゃん、帰ってきた。長濱ねるちゃんです!!」と大喜び。
ねるは「そこまで思っててくれてうれしい」と感謝し、リスナーにも「ずっと私のこと待っててくださってありがとう。やっと一緒にお祝いしていただけてうれしいです。みんなありがとう」と今の心境を伝えた。
さらに途中から、前身番組でアシスタントを務めた増山さやかアナもお祝いに駆けつけた。
すると、ねるは「(番組序盤から)ウルウルしたのも理由があって…」と、あるエピソードを明かした。
ねるがグループを卒業し、芸能活動を休業していた2019年9月の放送。
「おふたり(天野っちと増山アナ)が私のことをお祝いしてくださったときに、“われわれがもうちょっとねるちゃんの話、たくさん聞いてあげれればよかったなあと言ってくださって」
そのとき、ねるは東京・調布にいた。「わたし、覚えているんですけど、ひとりで調布で買い物しようと歩いていたんですよ」
「イヤホンで生放送聴いてて、その言葉があったかすぎて、自分たちが何もできなかったみたいなニュアンスのことをおっしゃっていて、調布でひとりでボロボロ泣いちゃって」
「それで(2人を)なんか父と母みたいに思って…」と回想した。
天野っちは「なに、ねるちゃん、なんでも聞くよ、ねるちゃん、なにもう、話しなよ。泣かないで」と胸を締め付けられた様子。
「僕も、そのときのことを克明に覚えているから。なんか、いろいろ考えちゃうじゃない、こういう世界って。俺みたいな、たまにノーテンキなのもいるんですよ。なんかさ、生きてるだけで幸せだなと思える人も…。だからね、いっぱい若い子から(話を)聞いてあげたらよかったなって思っていた」
このエピソードを聞いていた宮島アナも、思わずもらい泣きした。
ねるは今後について、「まだ23歳。いろんな選択する場面があったんですけど、間違ってなかったなあと思いました。歌やダンスやお芝居など、23歳になったので怖気づかず、いろいろチャンレジしたい」と抱負を語った。