見上げてごらん夜の星を

 タレントの磯山さやか(36)が6日、自身のインスタで“武漢コロナウイルス”肺炎のため亡くなった志村けんさん(享年70)との思い出をつづっている。

「教えていただいた事は一生の宝物です」
「感謝してもしきれないほど、たくさんの経験とご縁をいただきました」…。

「バカ殿」や舞台で共演した磯山は「他の現場でも『志村さんの所でやってるから大丈夫』『さすが志村さんに鍛えられてるね』など言っていただき、それをご本人に話すと嬉しそうにしてくれました」と振り返った。

突然の“旅立ち”を「未だに受け止める事ができていません」と戸惑う磯山だが、「最近は志村さんへの想いや、私への心配していただいてるメッセージをたくさん頂いてます。本当に愛されている方だなと改めて感じますし、そんな志村さんとお仕事できて、私が思い浮かぶくらい印象に残れたのかと思うと嬉しい限りです」と感謝の言葉を続けた。

さらに「志村さんに教えていただいた事を胸に、これからも、見てくれてる方に楽しんでいただけるよう頑張っていきます!」と誓い、「たくさんぽっちゃり体型をいじってもらえたので、激やせしないように気をつけますね!」と磯山らしいコメントで締めくくった。

新聞記者時代、数年間女性アイドルのインタビューページを担当した。「デスク」だったが、人が足りなかったので、自らインタビューに出かけることが多かった。

おっさん記者には、若いアイドルと話すのが正直、しんどかった。それまでは政治家や財界首脳らが取材対象だったので、「何話していいんだろう?」「どうせつまんない話しか出てこないよな」と及び腰だったのだ。

磯山は印象に残る取材先だった。ほんわかと人当たりが柔らかく、明るい“いそっち”はインタビューしていて楽しかった。何を話したのか覚えてないが、「ああ、この娘はいい子だなあ」という印象がいまだに残っている。インタビューのあと、カメラマンさんにツーショットの写真もとってもらったが、タレントと一緒に写真を撮ってもらったのはいそっちが初めてだった。

Amazonで調べてみると、今から16年前、2004年1月にDVD「磯山さやか 見上げてごらん夜の星を」(ポニーキャニオン)がリリースされている。インタビューはこのDVDのPR目的だった(たしかポニキャンの部長に頼まれた記憶がある)。

DVDは編集局で見たが、いそっち本人も坂本九さんの名曲「見上げてごらん夜の星を」口ずさんでいる。これが、すごくよかった。
このあと、自分もカラオケでよく歌ったし、末の娘もはじめて覚えた歌がこの「見上げてごらん夜の星を」だった。

これまで、ずいぶん多くの、大事な人と別れてきた。が、コロナの中、僕たちはこれからも生き抜いていかないといけない。無念の思いで天に召された彼ら、彼女らの分まで…。

そういえば最近、下ばかり向いていたような気がする。
今宵は見上げてみようかな、夜の星を。