小芝風花小芝風花

 てち19歳。
 自分が19歳のときは何してたかな……?と遠い昔に思いをはせながら、YouTubeで当時好きだった曲を探して聴いていたら、若い女優さんのギター弾き語りを見つけた。

 【小芝風花】ギター弾き語りに挑戦してみました!

 名前くらいは知っていた。5年前、NHKの朝ドラ「あさが来た」に出演、実力派の若手女優として頭角を現した。大阪府出身の23歳。オスカー所属。

 少女時代(小3から中2までの5年間)にはフィギュアスケートに打ち込み、あこがれの高橋大輔選手とバラエティー番組で共演したときの姿も、記憶にあった。

 動画では甲斐バンドの4曲を弾き語りしていた。

  •  きんぽうげ 
  •  氷のくちびる
  •  そばかすの天使
  •  HERO(ヒーローになる時、それは今)

 彼女は、母親の影響で以前から甲斐バンドのファンだったという。
 しかも、ギターはボーカルの甲斐よしひろさんからプレゼントされたもの。去年の8月ごろから趣味でギターを始め、「甲斐バンドの曲をたくさん練習した」という。

 1曲目の「きんぽうげ」は以前、インスタにアップし、「僕も甲斐バンドが好きでした」とファンの方から反響が大きかったそう。

 2曲目の「氷のくちびる」は「一番難しい…」と弾き始め、「はは、間違えた」「緊張する」と弾き直した。途中の「抱かれてもひとつにはなりはしない心で…」が気に入っているそうで、「なに、その歌詞!セクシーで素敵な曲です」とうっとり。

 3曲目の「そばかすの天使」は「曲調がカッコよく」「弾いていて楽しい」。
 4曲目の「HERO」は「安奈」と並ぶ甲斐バンドの代表曲。
 
 弾き語りを終えると、 「たくさん聞いてくださってありがとうございます。これからもいっぱい練習します」と笑顔を見せた。

 始めて1年弱と思えないほどギターの演奏は見事。また「緊張しすぎて声が震えた」と謙遜していたが、透き通るような歌声で上手だった。
 そして、なにより画面からにじみ出てくる人柄が優しく、かわいらしいのに、見とれた。

 ちなみに「風花」という名前の由来は、松山千春の「大空と大地の中で」から。
 千春の曲を聴いた母親が、「世間の冷たい風に吹かれても、小さくていいからしっかりと根を張って生きてほしい」との思いを込めて命名したという。

 甲斐バンドといい、千春といい、僕らの世代なんだよな。

 小芝風花さん。
 これから彼女の活躍を注目していきたい。

(画像は小芝風花オフィシャルサイトから)