きのう(23日)、愕然としたネットニュースがあった。

 あるニュースサイトが、人気ユーチューバーの「アバンティーズ」そら(24)のツイートをニュースにしていた。

 先輩ユーチューバーのワタナベマホト(28)が未成年(15歳)の女性に対し、わいせつな写真を送るように要求していた疑惑が告発された件について、後輩としてコメントしたという内容だった。

 見出しは次のとおり。

 アバンティーズ・そら “先輩”に苦言「同じ男として情け無い」「罪を憎んで人を憎まずも一度きりだよ」

 この時点では、立件されたわけではない。警察が捜査に乗り出しているかどうかも不明だが、もし告発された内容が事実なら、犯罪行為(児童ポルノ禁止法違反)に「100%当たる」(弁護士)とされている。

 見出しにある「苦言」というレベルではないのでないか。
 親しい間柄の後輩が「苦言」程度に話を納めたいと思うのは勝手だが、それをそのまま真に受けて記事化してしまう、ネットニュースというメディアに愕然とした。

 

 

 相当、素行が悪かったという情報もあふれている。余罪の可能性すらささやかれている。被害者の側に立って事件を厳しく追及すべきメディアが、加害者の“弟分”の甘い苦言を、ニュースにする。
 これでいいのだろうか、と暗澹とした気持ちになった。